廃プラ談義に花が咲く

5月17日(木)
今日も、数社のメーカーさんと商談。このところ我が紙業界は、廃プラ問題に関するニュースで大賑わい。プラスチックの利用が減る代わりに紙の需要が増える訳でもないのですが、ついついこの件に関する情報交換で盛り上がります。

今日耳にしたのは、米英の研究開発機関がプラスチックを消化分解する酵素を偶然発見したという事でした。

これの事かな?
http://www.afpbb.com/articles/-/3171442

「イデオネラ・サカイエンシス(Ideonella sakaiensis)」という細菌(※この細菌は日本人が見つけたようですね。発見者はサカイさん?)が、PETを常食するそうで深刻な廃プラ問題を解決する重要なファクターと考えられている模様。

この細菌を利用した廃プラ処理技術が確立されると、バラ色の未来が・・・と、一見そう見られがちですが、決してそんな単純なものでは無いかと思います。

この記事探している途中で見つけましたが、1950年頃から製造が始まったプラチックはこれまでで80億トン製造されているそうです。そして現在、故意・過失合わせて年間800万トンが海洋投棄されていると言われています。

これらを分解させるのにどれくらいの細菌が必要なのか?現代の技術があれば、大量培養させることは可能かもしれません。その大量培養された細菌を果たして人間が管理出来るのか?勝手にどんどん増殖してって、世の中のプラスチックを全て食べ尽くしてしまうのではないか?

とつい考えてします私はイイ年こいてSF小説の読み過ぎ?