感染者データを見てコロナ対策をもう少し緩めても良いのでは無いかと思った理由

最初に申し上げますが、月日も経って出揃ってきた数字だけを見て、個人的に思いついたことですので、科学的根拠は一切ありません。売上が激減して事業もなかなかしんどくなってきたので、なんとか騒動前の通常に戻らないか?という思いで、仮説を立ててみただけです。医学的、科学的根拠による異論反論はご容赦下さい。

 

コロナ禍が始まってしばらくしてから、現状を把握するために毎日「NewsDigest」と「WORLDOMETER」の数字をチェックしています。そこで気が付いたのが次の2点です。

 

①アジア特に東アジアの国の100万人当りの感染者数と死亡率が南北アメリカ、欧州各国と比べると極端に少ない。


②日本国内の感染者数と死亡者数の割合で70代が極端に多く、また10代以下が極端に少ない。

 

まず①について。
下記の表はWORLDOMETERがリアルタイムで更新している世界の感染者データで、北アメリカ、EU、東アジアで人口1千万人以下の国の数字を拾ったものです。USやEUが多いと日々ニュースでやってますが、人口が違うので日本と比べてどうなのかよく分かりませんでした。で、これを人口100万人あたりで比較すると良く数字が見えてきました。 

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アメリ



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ヨーロッパ



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東アジア

USA  感染者4,900人 死者290人
スペイン 感染者5,991人 死者598人
日 本  感染者 130人 死者 6人

 

我が国が圧倒的に少ない。海外のメデイアが「なぜか分からないけどすごい!」と絶賛してるのも分かります。

因みにノーガード戦略のスウェーデンはと言うと 感染者3,188人死者384人とガチガチロックダウンやってる国と実は大差がありません。

 

では我が国だけが少ないのか?と言うとそうでは無くて、地域別に集計したものがこれです。

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中国だけはよく分かりませんが、数字を信じたとしてこれまた東アジア地区が断トツに少ない。200名レベルのアメリカやヨーロッパに対して東アジアは3人。たった3人です。

 

海外のメディアも不思議がっていて、AFP通信なんかも日本の感染者数や死者数の少なさについて「Japan Puzzle(日本の謎)」と指摘しているそうです。

日本や東アジアが、極端に少ない要因は色々あると思います。キスやハグをしない。靴を脱いで家にあがる。前にも書きましたが、良く手を洗う。でもそれだけでは済まない要因があるんじゃないでしょうか?

慶応大学は遺伝子の観点から研究を始めたようですし、そもそもコロナウイルスに感染しにくい抗体を持っているという仮説を唱えられてる方もいらっしゃいました。ノーベル賞の山中教授もなんらかのファクターがあると仰っています。

 

西浦教授が「8割達成しないと40万人が死ぬ」と発表し、小池都知事がまだまだ足らない!と尻を叩いて大多数の国民が我慢したけど80%には届きませんでした。

でも、今回の波は収束。死者40万人どころか5月22日時点で800人。しかも年配者が大半。国民が頑張った成果だって言うけど目標も達成出来てないのに、良い意味で予想は外れましたがいくらなんでも外し過ぎでは無いかと。40万人っていったいどこから出てきた数字なんでしょう?

何の医学的根拠も無いですが、この数字見るだけで仮に第2波が来てもここまで経済活動止める必要が無いんじゃないかと思うのです。


②について。この表はNewsDigestによる感染者数と死者数を年代別にまとめたものです。

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国内年代別感染者数&死者数

 

 


初期の頃から、若年層にはかかりにくいという報道はありましたが、それを見事に証明してくれているデータです。

感染者数こそアクティブ世代の20~50代が多いですが、死者数は70代以上が圧倒的に多く死亡率も2割ほどあります。逆に60代以降は激減しており特筆すべきは10代以下。ゼロです。感染者数も600人しかいません。


この理由としては、早々から休校に入ったからだと言われていますが、ここに一つ疑問があります。確かに休校は大きなファクターであると思いますが、10代未満の子ども達を持つ親の世代である20~50代の感染者数を見てみて下さい。約1万人います

未婚者、子どもがいない、子どもが成人等々を鑑み、ザクッと半分程が10代未満の子どもがいる世帯とすると約5千人の親が子どもと濃厚接触しているはずなのに、10代未満感染者は600人しかいないのです。3蜜してるのにほとんど感染していないもしくは症状が出ていないと思われます。

因みにアメリカのサイトも調べてみたらこんなグラフが出てきました。

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年代別感染者数&死者数割合

アメリカでは残念な事に10代にも若干死者が出ていますが、日本とほぼ同様の結果が出ています。 

若年層が感染しにくい要因に関しても、科学的根拠は証明されていないようですが、おそらく感染しにくい、そして重症化しにくいなんらかのファクターがあるのでしょう。

今回のコロナはよくインフルエンザと比較されますが、インフルでも毎年3,000人ほどが亡くなっていて、2,010年の新型インフルでは40名の子どもが亡くなったとありました。
全般的には感染力が高いものの、子どもにはかかりにくいという事は数字が証明しているので、仮に第2波が来ても今回のように一律全ての学校を休校にせずともインフルと同じ対応で、学級閉鎖、学校閉鎖の手順で構わないので無いかと思うのです。

 

科学的根拠はありませんが、統計上アジア人と子どもにはかかりにくいという数字が出ていると言って良いと思います。であれば、「経済をまわす」「子どもの学力向上」のために、これからもっと大きく軸足を傾けても良いのではないでしょうか?

京都大学ウィルス研究者宮沢准教授がネットの記事でしたが、ソーシャルディスタンスの2mはマスクをしない欧米人の基準であって、マスクさえしていればここまでの距離は必要無いと明言されています。ソーシャルディスタンスも緩和されてくれば、元に戻れる業種業態は増えてくると思われます。

感染しにくいエビデンスはあるのに誰も責任を取りたくないから、まだ「8割40万人死亡説」を盾に、緩和方針に蓋をしているのが現状のような気がします。「気を緩めたらいけない!」という風潮からこういった声はあまり上がってきてませんが、想定していた程の影響は出ていないと言うのが誰しも感じている事では無いでしょうか?

是非政治家の方々には腹をくくって、経済を元に戻すための大胆な決断をして欲しいと思ってます。