カスハラ(customer harassment )

帰社途中、テレ朝のワイドスクランブルで『カスハラ』について特集をしていました。

初めて聞いた言葉でしたが、なんとなく自分の悪口を言われてるような語感が気になって、ついボリュームあげて聞き入ってしまいました。

カスタマーハラスメントの略で、店員に対する客による常識を超えたクレームや暴言などの行為を指します。

「完食した後につけ麺のスープが冷たかったからとの理由で代金を支払えない。」

「自分の好みに合わなかったから、代金は支払わないし精神的苦痛を受けたから慰謝料を払え」

とか、常識では考えられない事をする客が増えているそうです。

コメンテーターは企業が頑張りすぎて、客が従来のサービスに満足しなくなってきたのが原因と分析してました。

私は

ツイッターやインスタ等で簡単にあること無いことを匿名で発信出来るようになり、根拠が無くてもインパクトが強ければ割と簡単に拡散されるようになり店側もそれを恐れている。

コンプライアンスの名のもと、ありとあらゆる事が雁字搦めで遊びが無くなり、心に余裕を持てなくなってきている人たちが増えてきている。

所得格差の拡大に不満を持つ人たちも増えてきている。

といった事もあるんじゃないかと思っています。

最近心にゆとりを持てない人たちがホント増えているような気がします。「まあそれくらいイイじゃないか」という肝要さが無く、とかく白黒をはっきり付けたがる。欧米人の考え方にそまってきてるんですかねぇ?

そういえば、留学してたときに、「好きでもないけど、嫌いでもない」という表現をまわりはなかなか理解してくれなかった事思い出しました。

ある意味日本人が持つあいまいさや、まあそれくらいという肝要さが人間関係を円滑にしてきたのに、白黒はっきりさせる風潮がこの「カスハラ」のようなひずみを産んだのではないでしょうか。