スタバとマックがプラスチックストローを全廃

7月17日
ここ最近プラスチックストローに関するニュースが散見されます。

スタバでは全世界で年間10億本のプラスチックストローが使われているそうで、マックに至っては推計値は無いもののスタバの数倍に上ると見られています。

スタバは紙製のものに代替すると発表しているようです。
紙製のストローなんて飲んでる内にへたれてくるようなイメージですが、スタバでは1日コップに指していてもへたれない紙ストローを既に開発済みだとか。ただ、コストがプラが0.5セントに対し紙が5セントと10倍にもなり問題のようで、完全切り替えは難しいようです。

ちなみにこの紙ストロー.紙に蝋引きした「ワックスペーパー」を加工して作るそうで、国内の蝋引き加工会社に問い合わせが殺到しているとか。あまり明るい話題の無い我が業界で、ちょっとイイ話です。

前にも書きましたが、ストローの使用量を削減しても使われるプラスチックの量が圧倒的に少ないので、環境というよりは、単純に両社のパフォーマンスにしか過ぎないと思ってます。まあプラ利用削減に向けたPR効果はあるかもしれませんが。

これ見てると10年ほど前に流行った「マイ箸運動」を思い出します。

割り箸も紙と一緒で間伐材や建築端材を原料としており、決して製造するために木を伐採して丸々利用している訳では無かった訳ですが、割り箸を使わない事が環境に優しいというマスコミの流した風潮に猫も杓子もマイ箸を持ち歩くようになりました。
かく言う私も何膳購入したことか?飲み会の度に忘れてくるうちにやめてしまいましたが。あの当時割り箸業者の倒産・廃業が相次いだように記憶しています。

今回の「ストロー問題」も関わる中小・零細企業を潰してブームだけが終わるって事にならない事を願うばかりです。