廃プラ問題国連が各国に要請 紙容器の使用量伸びる

ここのところ毎日廃プラ問題の記事があがってますね。まあどれもこれも似たような内容ばかりですが、それだけ深刻化してきているという事なんでしょう。

共同通信の記事で、2015年に世界のプラゴミ廃棄量が3億トンを超えたとあります。そのうち約半分がレジ袋やペットボトル等の使い捨てプラスチック製品。
これまでも書いてきているように、プラゴミによる環境汚染は深刻で国連も各国に使用の禁止や課金強化を要請したとの事でした。

ちなみに廃棄量最多は中国ですが、一人あたりに換算すると、1位が米国、2位が日本、3位がEUだそうです。確かに、コンビニで500ml売り始めてから使用量は明らかに増えましたからね。

そんな中で、紙製の容器のシェアが6年ぶりに上昇したとありました。我らが日本製紙が密閉性が高く繰り返し開封出来るキャップ付きの新容器を相次いで投入して、収益が拡大しているとの事。
健康志向で最近人気の野菜ジュースやスムージーは中身が見えない紙容器の方が消費者が好むといいます。

EUが2030年までに域内の使い捨てプラスチック容器・包装をゼロにする目標を立てています。我が国はまだあまりその辺の機運は高まっていませんが、いずれ問題が顕在化してくるはずです。紙容器の低い環境負荷が再評価されて、製紙メーカーの復活が期待されます。長期スパンで見れば日本製紙の株は今が買い時かもしれません。