H&Mが買い物袋を紙製に切り替え

2018年11月14日
久しぶりのプラスチックネタです。
スウェーデンのカジュアル衣料大手「H&M」を日本で展開するH&Mジャパンは13日、プラスチック製のレジ袋を紙袋に替え、有料にすると発表した。:2018.11.13 朝日新聞デジタル

これまで、パフォーマンス以外の何物でもない紙ストロー採用のニュースは散々出てきましたが、買い物袋を紙製に戻す(あえて「戻す」と書かせて頂きます)というのは、ようやく脱プラ問題が本陣に迫って来たと言えるのではないかと思います。
一社プラスチック循環利用協会によれば消費者から排出されるプラゴミ400万トンのうちストローの割合はグラフから類推するとコンマ%しかなく、ペットボトルやレジ袋等の包装資材が8割を占めます。ここに手をつけないと自己満足だけで終わってしまうのでは?

袋をプラから紙に変えると値段は10倍ほどに跳ね上がりますがの回答として、本日の日経新聞には「エシカル消費」についての記事が書かれていました。私も以前エシカル消費についてはここで触れた事ありましたが、新聞記事でこの言葉を見たのは初めてかもしれません。欧米を中心に1980年代以降のミレニアム世代にこの傾向があるそうです。

ちなみに、スーパーでは、マイバッグを持参せずレジ袋も購入しなければ、お店で段ボール箱の提供、ネームテープ貼りつけで対応してくれてますが、衣料品の場合どうするんですかねぇ?袋を強制的に買わせるのか?ネームテープ貼り付けられるのはなんとなく嫌ですしね。

「この『レジ袋から有料紙袋に』の傾向が広がると、紙袋は使うけど小ロット、という我々が得意とする商圏が増える可能性が。」と今日来られた某仕入れ先さんがコメントしてました。とらぬ狸のなんとやらにならないよう、うまくチャンスを掴んでいきたいものです。

32年前のハロウィーンの思い出

32年前、1986年10月31日のハロウィーンは本場アメリカで体験しました。

丁度金曜日の夜。アメリカでは子どもが高校生ぐらいになって手が離れると、両親が夫婦だけで週末旅行に出かける慣習があり、たまたまこの日は仲の良かった友人宅がそうでした。という訳で、その友人宅に他数人とお泊まりハロウィーンパーティー
アメリカのパーティーといえば、Beastie Boysが歌う"You gotta fight for you right to party〜♪"のイメージですが、この日はご両親了承の上で、少人数の大人しいパーティー。(ちょっとだけ羽目は外しましたが)

当時は高校2年生。着替えを持ってこいと言うのでてっきり仮装して“Trick or treat”ってやるのかなと思いきや、デイバッグにトイレットペーパーとシェービングクリームと生卵を詰められていざ出陣???

小さい田舎町でしたので、街中には同じように卵とシェービングクリームを持った同じ高校生達でいっぱい。すれ違いざまに相手に卵をぶつけたり、シェービングクリームをかけたり、トイレットペーパーを投げたりする戦いが始まりました。おぼろげにではありますが年間通じて最高に楽しいひとときであったと記憶しています。今思うと何が良かったのかさっぱり分かりませんが。

そういえば街中もぐちゃぐちゃになっていたはず。掃除された方々は大変やったと思います。ネットの記事で、アメリカ人による渋谷ハロウィーンの批判記事見たけど、あんたらも大概やろ!

手持ちの卵やシェービングクリームが無くなり、全身卵とクリームでデロデロになった頃に友人宅へ帰宅。順番にシャワーを浴びてから、出前したピザでパーティー。みんな未成年なので、通常ここはコーラなのですが、その日は両親がいないのでこっそり、封のあいたウイスキーテキーラ、ワインなどを減ったのが分からないぐらい少しずつ回し飲み。現代の日本では考えられない事かな?もちろん泥酔する事なく、ほろ酔い程度で、夜遅くまで語り合った事思い出しました。

毎年10月31日になったら浮かんでくる良き思い出です。

武田邦彦教授の紙ストロー不要論

環境問題に頭から反論をしている武田邦彦教授の「プラ製ストローは害」という欺瞞に日本人が付き合う道理はないという記事を読んでみた。
https://ironna.jp/articles/11022

この方の持論は面白いのだが、バリバリ文系の私にしてみても、???の部分がある。

例えば、記事に「特殊で高価な工業部品以外のプラスチックは比重が1.0以下で軽く水に浮く〜」とあるが、ペットボトルの比重は1.3だそうで、水に沈むのが一般的との事。

武田教授はこの事を知らないのか?嘘をつかれているのか?はたまた、一般人には分からない高度な研究結果が発表されているのか?

他にも「一部の微生物が海中のプラスチックを分解している」とあるが、年間400万トンものプラスチックを分解しているほど大量の微生物が存在しているのかも疑問。

環境問題解決のための紙ストロー補助金への反論には賛成だし、歴史で侵略を繰り返してきた民族の自分を棚にあげたごり押しについては納得。でもプラが環境に悪くないその根拠については甚だ疑わしい記事。

スリランカへ

ちょっとしたご縁がありまして、スリランカに行ってきました。
人口:2000万人、北海道より一回り小さい島国です。
関空0:50発JAL便、バンコクトランジットでバンダラナイケ空港へ。

現地時間11:00に到着予定が、機長曰くTechnical Problem で出発時間はオンタイムだったのに1時間遅れ。でも初めて会うペレラさんは空港で1時間も待っててくれました。

向かって左がスプーンさん、右がペレラさん。

お食事はジェットウイングラグーンホテルで海老カレーと蟹カレーをごちそう頂く。蟹よりも海老の方が美味しかった。日本には無い独特の調合されたスパイスにココナッツベースのスープに海老の出汁が効いててイイ感じでした。ただ、オープンレストランのため、蠅ががぶんぶん飛び回ってるのには閉口しましたが。

錆びた英語とグーグル翻訳を駆使しつつ結構長い時間懇談。普段使わない部分の脳を酷使したのと、寝不足でホテルに着いたらもうヘトヘト。
ホテルはインド洋に面したリゾートホテルGoldi sands hotelチェックインした時間が丁度サンセットの時間。イイ気分でした。


トゥクトゥクに乗ってニゴンボ市の中心部にある、大型スーパーへお土産を買いに。行きはスリランカ版UBERのPICKMEというアプリを使って移動。10分少々乗って、約130円。スーパーでは紅茶と、スパイス、チョコレート、クッキーそして、カシューナッツ。このカシューナッツ300gで650円と割と高い。ただ、かなり大粒で日本で食べるものよりもかなり美味しかった。

ホテルまで帰路は試しに、流しのトゥクトゥクに乗ってみた。ホテルに着いて最初に請求されたのが420円。は?ぼったくりもイイとこやろ。交渉しても240円までにしかならなかった。それでも安いですけれどね。
ちなみにホテルの前に2台ほど常時待機していたが、本来組合の関係?でこのホテルからはそのトゥクトゥク以外を使ってはいけなかったらしい。2回目にPICKMEで呼んだ時、待機していた運転手が来た運転手に文句言って追い返した。組合だかなんだかしらんけど、こっちは安くてクレカの使えるやつに乗りたかったので、ホテルを出たところでPICKMEを使おうとしたら、その運転手が「いいからこっちに乗れ!」と怒ったような形相で腕を掴んで来る。とりあえず。「今、持ってるルピーが心許ないからクレジットカードで払いたいんだが大丈夫か?」って聞いたら近「近くにクレカのATMがあるからそこまで連れていってやる。」と。実はキャッシングなんて考えた事も無かったので、当然その手続きをしておらずATMも使用不可。って説明するのも面倒くさかったし、態度の乱暴さにカチンと来てたので「あんたのタクシーには乗らない」と捨て台詞を残してホテルからちょっと離れたところでPICKMEを利用しました。その態度が仲間内にも広められたのか?、ホテルを出ようとする度に、運転手達から「チャイナ、チャイナ×△○◇#*〜」とシンハラ語で罵られているようでした。ホテルマンの対応はまあまあ良かったけど、タクシーは最悪!

お昼食べたのが15時半頃。20時半頃(日本時間23:30)急にお腹が空いてきて、事前に調べておいたホテル近くのシーフードレストランKAMLOへ。最初にビールを頼んだところ、なんとこの日は年に1度のノンアルコールデーで絶対に出せないとの事。ただ、ちょっとごねたらコップにいれたワインならOKとの事。で、白ワインと、エビのフリッターとチャーハンのセットをオーダー。ワインは400円、料理は650円なり。これは情報通り美味しかった。お店が空いていてウェイターのお兄ちゃんが待ち時間話し相手をしてくれた。今度来るときの観光のポイントをレクチャーしてくれた。愛想の良いあんちゃんでした。

ほろ酔いで部屋に戻り、シャワーを浴びる。日本時間で24:30を過ぎているのに刺激の強い1日だったためか気が張って眠気が来ない。こんな事もあろうかと日本から持参したウィスキーのロックをクイっといった瞬間意識が飛ぶ。目が覚めたら現地時間の朝5時。しばらくベッドでうとうとしてから恒例の周辺散策。ホテルに面したインド洋は波が高くて泳げる感じがしない。ビーチにはビーチパラソルとチェアーが設置されていたが、蠅と蚊が飛び回っていて落ち着ける感じがせず。中国や東南アジアの国々では朝食用の屋台が軒を連ねる風景をよく見ますが、ご当地はほとんど見受けられませんでした。野良犬がやたら多かったのが印象的でした。

1時間ほどのウォーキングもさして見所も無くホテルへ戻り、シャワーを浴びてホテルの朝食へ。宿泊客は白人がやたらと多く一般的な洋食ビュッフェがメインでした。私は朝からカレー。ココナッツライスとストリングホッパーという米麺?にレンズ豆と魚のカレーにポルサンボルというココナッツふりかけをかけて食す。ふりかけの酸味とカレーの濃厚さがマッチしてかなり旨し。よせば良いのに少しだけおかわりしてしまいました。

食後はビーチでビールでも飲みながらバカンス気分と思っておりましたが、前述の蠅と蚊がひどかったので空調が効いて快適な部屋で一休み。昼前にチェックアウト、荷物をホテルに預け、スリランカ最大都市コロンボへ。ホテルがあるニゴンボバスターミナルからはエアコン付きマイクロバスで約1時間。狭い車内であまり身動きが取れず少々苦痛を伴うバス旅行。これなら遠慮せずにペレラさんにアテンド頼んどけば良かったと後悔。

Jami Ul-Alfarモスク

水上レストラン。こんなところぐらいですかね。コロンボの観光スポットは。

ペター地区の商店街。外国人がほとんどいない。黒い方ばかりでこんなにアウェー感を感じた海外旅行初めてかも。


ネットで評判の良かったここ「Jewel Arena」で家内にお土産を買って、ニゴンボへ戻る。なぜか帰りのバスは50人乗りの大型バスでこちらは割と快適でした。

昨晩とは違う海鮮レストランで。エビとイカのグリル2000円くらいを頼むも、あまりにもしょぼさにがっかり。この写真の半分の量も無かった。エビも小さかったし。昨日の店に行けばよかった。

※イメージ写真です。
レストランからタクシーに乗って、ホテルで荷物をピックアップし、一路空港まで。空港到着20時半も、フライト時間が日が空けて1:15。このために日本で借りてきたDVDをPCで視聴。映画を2本目が終わるころにようやく搭乗案内。バンコクまで3時間少々にもかかわらず、飲み物から食事まできっちり出てきた。そんなものいらないから寝かせてくれりゃいいのに。

長々と書き連ねましたが、スリランカ編はここまで。
初めての国で一人旅、しかもアウェー感満載。帰りの飛行機では当分来なくていいなと思ってましたが、これ書いてると次はいつ行こうかとわくわくしている自分に気づきました。

羽化したばかりの蝉

写真と整理してたら、夏に羽化したばかりの蝉を捕った写真が出てきました。夜バーベキューしてたときに甥っ子が偶然見つけたものです。随分前の写真ですが珍しいのでとりあえずアップ。

スタバとマックがプラスチックストローを全廃

7月17日
ここ最近プラスチックストローに関するニュースが散見されます。

スタバでは全世界で年間10億本のプラスチックストローが使われているそうで、マックに至っては推計値は無いもののスタバの数倍に上ると見られています。

スタバは紙製のものに代替すると発表しているようです。
紙製のストローなんて飲んでる内にへたれてくるようなイメージですが、スタバでは1日コップに指していてもへたれない紙ストローを既に開発済みだとか。ただ、コストがプラが0.5セントに対し紙が5セントと10倍にもなり問題のようで、完全切り替えは難しいようです。

ちなみにこの紙ストロー.紙に蝋引きした「ワックスペーパー」を加工して作るそうで、国内の蝋引き加工会社に問い合わせが殺到しているとか。あまり明るい話題の無い我が業界で、ちょっとイイ話です。

前にも書きましたが、ストローの使用量を削減しても使われるプラスチックの量が圧倒的に少ないので、環境というよりは、単純に両社のパフォーマンスにしか過ぎないと思ってます。まあプラ利用削減に向けたPR効果はあるかもしれませんが。

これ見てると10年ほど前に流行った「マイ箸運動」を思い出します。

割り箸も紙と一緒で間伐材や建築端材を原料としており、決して製造するために木を伐採して丸々利用している訳では無かった訳ですが、割り箸を使わない事が環境に優しいというマスコミの流した風潮に猫も杓子もマイ箸を持ち歩くようになりました。
かく言う私も何膳購入したことか?飲み会の度に忘れてくるうちにやめてしまいましたが。あの当時割り箸業者の倒産・廃業が相次いだように記憶しています。

今回の「ストロー問題」も関わる中小・零細企業を潰してブームだけが終わるって事にならない事を願うばかりです。

マクドナルドが環境に配慮

6月22日(金)
今日の日経に、マクドナルドがFSC認証の紙容器を採用したという記事が出てました。おそらくオリンピック関連かと。

FSC認証とは、国際機関である森林管理協議会が環境に配慮した森林管理に対して発行する認証の事です。原材料からメーカー、流通、印刷加工等関わる全ての企業を第3者機関が規定通りに対応しているかチェックする事で不正防止につなげる仕組みです。
こんなロゴマークです。
↓↓↓↓↓↓

弊社も取り扱いを初めて12年経ちました。正直なところ経費倒れで、あまり恩恵を受けていないのが現状ですが、これを期に普及が促進されるとありがたいものです。

FSCは我が国ではあまり浸透されていませんが、EUでは絶大な信頼があるとか。確かロンドンオリンピックから調達マニュアルにFSCが指定されたと記憶しています。

東京オリンピックでも指定されているようですので、20120年に向けて、FSCのマークが今後露出が増えていくと思われます。

※色々と立て込んでいたのでしばらくブログから遠ざかっていました。久しぶりにページを開いてみたら、なんとこの記事保存しておらず(>_<)。約1ヶ月遅れの記事となりました。